脱力系女装MIXイベントの行方
みなさん元気ですよね?だって,女装スポットで会う度に,とってもお元気な姿に圧倒されてしまうんですもの。
わたしたち玖伊屋は,京都でだいたい月に一回くらいのペースで集っている脱力系女装MIXイベントです。
玖伊屋で一番重要なポイントは二つです。一つは「脱力」もう一つは「MIX」。
まず,「MIX」の方から行きましょうか。簡単に言えば,性別・性嗜好・スタイル不問ということです。スタイルの方は,主催者の一人,阿部まりあが「趣味・特技 一目でそれと分かる女装」と言っているように,多少毒気が強くってもOKです。あくまでも多少ですけどね。
性別・性嗜好を問わないのは,イベントとして立ち上げる時に,誰でも来てもらえるようにしようと考えたら,自然に決まっていましたね。
もっとも,最近では,性別不問というのは,自分自身の性自認があいまいなひとたちにも安心してきてもらうように,という方向での意味あいが強くなってきてますけどね。
もう一つのポイント「脱力」なんですけど,玖伊屋は,はからずして,京都の学生文化が大きなバックグラウンドになっていまして,その,学生文化の基本路線が「何でもあり」と「脱力」だったので,大阪の女装スポットで,気張って女装してはるみなさんにも「力抜いてもええねんで」て分ってもらうために,ついでに京都らしさを出すために「脱力」してみました。
おかげで,参加した女装者が,衣装や化粧品を持ってきていても,女装せずになごんでいくこともある,なごみ系の集まりになってしまいました。忙しいときは主催者も女装せずにすましたりしてます。
女装しない女装イベント!不思議なものになってしまいましたね。
このへんで,簡単に玖伊屋の歴史などを。
名前の由来は,言うまでもなく英語で「ヘンタイ」を意味する「queer」からとって,お店っぽく屋号にしてみました。あとは当て字ですね。
ことの起こりはダンサーのJACKさんとひょんなことから知り合った阿部まりあの二人が,京都で安くで女装して遊べる場所を造ろうと言うことで,喫茶店を借りて始めたイベントでした。ビラを配り歩いているうちに池田百合子嬢がスタッフに加わり,客層も,阿部まりあの学生の頃の友人から,女装者中心に移ってきました。
半年程したところで,喫茶店のママさんから近所の目が気になるとか,場所代の値上げとかで,話が食い違ってきました。しかたがないので,他の仲間がたまり場にしていた場所にお引っ越しです。
続く一年程の間は,たまり場の仲間達ともうまくやって,楽しかったんです。かわいく着飾った女装者が「ファンキーモンキーベイビー」の曲に合わせてポーズをきめてしまうような,自由な空気を満喫していました。また,この頃にバーテンダーのChungさんがスタッフに加わりました。
このたまり場をかなり融通を利かして使っていたので,ワゴン車をかりて,撮影会に行く時にも発進基地として便利に使わせてもらいました。
でも,ひとはうつろい行くものでして,たまり場の中心になっている人たちが,女装しているひとたちと一緒にいることを楽しめないひとたちにかわってしまって,再びお引っ越しです。
ちょこちょこ顔を出して下さっていた,日比野真さんのご協力をあおいで,現在,会場に使っている,京都大学総合人間学部A号館地下の「レズビアン?ゲイ?バイ?ヘテロ?...?生と性は何でもありよ!の会 プロジェクトP」というサークルの部屋を借りることになりました。
会場はやや狭くなったものの,さらに自由度が増します。スタッフに酒保担当のいつきさんが加わり,会場でできたてのとってもおいしい料理が食べられるようになりました。
あと,大きな変化としては,いままでショットバー形式でお酒などの飲み物を売っていたのが,阿部まりあが,世を偲ぶ表の仕事でうまく週末に休めなくなったのを機に,一品持寄りのパーティーにかわりましたね。準備を手軽に済ませるためです。
で,現在は京都大学の地下で一品持寄りのパーティーになっています。でも,手ぶらで来て頂いてもOKですよ。
玖伊屋のイベントは,可能な限り,参加するにあたっての決まりごとをなくしてきました。どこまでも自由な集りにしていこうということから,決まりごとをなくそうとしてきました。
多分,残っている決まりごとって「セクハラ厳禁」くらいでしょう。これはなくなりませんよ。
最後に。やっぱり,一人で悩んでいるひとが「同じようなことで悩んでいるひとっているんだ」と思って集って来れる場所を提供していきたい。という思いがある限り,たとえ断続的でも,わたしたちのホームグラウンド京都で集まりを持って行きたいと思うので,ご支援,ご助力,ご教授をお願いします。(なんか選挙運動みたいやな)
