公式参拝問題20XX〜または議連の野望〜
二十一世紀初頭に問題になって以来、X年ぶりに政治と宗教の関係が問われている。
超党派で国会、地方議会問わず議員有志で構成する性同一性障害議員連盟 (以下議連) が金山神社に公式参拝すると発表して、各所で物議をかもしている。そもそも選良、公人が神社に公式に参拝すること自体が政教分離の原則に抵触するとの見方から、金山神社に参拝するのは真の性同一性障害ではないとした旧態依然とした真贋論争をあおる者まで、各所で火の手が上がっている。
議連には『失敗しても再挑戦できるトランジションプロジェクト』でノンパスである自身と折り合いをつけた議員も多く「パスをあきらめて女装と開き直ってる層の支持を取り付けるパフォーマンスではないか」とのさめた見方もある。議連に所属する公式参拝強行派の議員はこう語る「性同一性障害なんて言うから真贋論争になる。トランスジェンダーと言ってしまえば大丈夫。重要なのは会陰陽物を敬う心だ」
金山神社では毎年四月に性器の奇祭かなまら祭が行われている。女装会館エリザベスが神輿を奉納した故事に倣い、議連神輿を奉納するのがこの議員の夢だそうだ。

